映画「踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!」を観てきました。

「踊る」といえばレインボーブリッジ封鎖の名シーンに代表されるように、スケールの大きな撮影が魅力ですが、今回もその“らしさ”がしっかりありました。もう廃止された路線とはいえ、首都高速を使ったロケは迫力満点で、画面から伝わるスピード感にワクワクしました。
ただ、物語の導入となる身代金目的の誘拐事件――これがまさかの訓練。
この訓練シーンだけでお腹いっぱいになるほどのボリュームで、「本番より訓練のほうが派手じゃない?」と思ってしまうほど。シリーズ特有の“お祭り感”がここに凝縮されていました。
一方、本当の事件のほうは現代的な要素が盛りだくさん。
3Dプリンター製の拳銃、SNSで犯人が特定されてしまう展開など、今の時代ならではの“捜査の難しさ”が描かれていて興味深かったです。ただ、全体としては「踊る」の総集編的な印象が強く、警察ドラマというよりギャグ寄りの作り。シリーズを知らない人が“硬派な捜査線”を期待すると、少し物足りなく感じるかもしれません。
その代わり、「踊る」ファンにはたまらない構成。
歴代キャラクターが次々と登場し、ニヤニヤが止まらない。懐かしさとサービス精神が詰まっていて、まるで同窓会のような楽しさがあります。
とはいえ、僕としてはどうしても室井さんの映画と比べてしまい、少々ガッカリした部分もありました。室井さんの作品は重厚で緊張感がありましたが、今回は軽めのノリが強く、方向性の違いを感じます。
ただ、新しい登場人物には期待が持てました。
特に趣里さん。こんな楽しい演技もできる方なんだと驚き、さらに好きになりました(結婚しちゃいましたけど)。新キャラが物語に新しい風を吹き込んでいて、シリーズの未来を感じさせます。
というわけで――
『踊る大捜査線』はまだまだ続く。
今回の作品を観て、続編への期待がますます高まりました。次はどんな“事件”と“騒動”が待っているのか、楽しみにしています。
