「アーヤと魔女」を観て来ました。
プログラムの表紙にも書かれているように、宮崎駿監督のご長男の宮崎吾朗氏が監督された作品で、スタジオジブリです。
「スタジオジブリ」、「魔女」、「黒ネコ」と言うことで、期待して観たのですが、何やらよく分からない作品でした。
作品の出来が悪いというわけではないのですが、ストーリーがあまりよろしくないですね。
そもそも、アーヤのお母さんは魔女で、どうも「12人の魔女」とやらに追いかけられて、仕方なく孤児院にアーヤを託したようなのですが、映画の中に「12人の魔女」なんて一度も出てきません。
最後の方で、アーヤをこき使っていた魔女もどうやら良い魔女のようなのですが、中途半端なエンディングなうえに、ハッピーエンドなんだかどうだか曖昧で、頭の中に「?」が残るばかりです。
宮崎吾朗氏は元々は建設コンサルタントで、ジブリ美術館の館長さんであることは有名です。勝手な想像ですが、建設関係の仕事をされていたので、アニメも3Dで作ってやろうと考えられたのではないでしょうか。でも、この作品、3Dアニメの必然性は感じられません。
しかも、テーマ曲がロック。ジブリのようなファンタジー作品にロックはあまり似合わないと思うのですが、、、。
さてこの作品、同時期に公開された細田守監督の「竜とそばかす姫」と比較されることが、多いようです。素人の僕が生意気なことを申し上げて大変恐縮なのですが、僕的にも細田監督に軍配が上がるような気がしています。
≪ご参考≫
それでも、スタジオジブリですから。